2月15日は、お釈迦さまのご命日です。
今から2500年前のインドで仏教をお開きになったお釈迦さまは、満月の夜に80歳でお亡くなりになりました。
涅槃とは、サンスクリット語の ニルヴァーナ の訳語であり、「迷いのなくなった境地」 という意味です。
また、お釈迦様の入滅、つまり 「お釈迦様が亡くなる」 という意味でもあります。
涅槃会とは、悟りを開いたお釈迦様が入滅を迎え、迷いのない境地へと入られた日に行われる法要なのです。
満福寺では、
お釈迦さまがお亡くなりになった様子を描いた「涅槃図」(ねはんず)を掛け、お釈迦さまのご法事「涅槃会」(ねはんえ)を、15日の14:00にお勤めいたしました。
お釈迦さまは涅槃の際に、集まった弟子たちに「ものごとは移り変わっていく、怠ることなく日々精進しなさい」との言葉を残されました。
このいつか来る日は誰もが迎えるわけですから、お釈迦さまのご遺言のように教えをもとに「普段から怠ることなく」を心掛けながら、 「今日もいい日だったね」と一日を終えられるような毎日を過ごしたいものです。
お涅槃の御絵図はやがて我が身に訪れる姿を写して、静かに私たちに教えてくださっているのです。
清衣 合掌