護鬼佛理天像

境内には、害虫駆除サービス「SEARCH(サーチ)」を運営するSONOが、ゴキブリを供養する為に建立した、護鬼佛理天像(ごきぶりてんぞう)があります。

像は彫刻家の天野祐夫さんが2000年に制作したもの。
「ゴキブリの腹上に寄生する都市」という現実とは逆転の構図を描くことで、3億年前以上前から地球に住むゴキブリに対して新参者の人類が駆除を行うことの薄情さを埋め合わせる意図が込められています。

また、偶然にも長田区に天野裕夫さんの作品を見つけました。

像は同じく彫刻家の天野祐夫さんが1996年に制作したもの。
場所は、平田南橋東交差点の南側(板宿駅前駐輪場前)にあります。
(元はダイエー板宿店横にあり移転されたそうです)

説明板には、
この作品は北アフリカの地中海沿岸(現在のチュニジア)にあった古代都市カルタゴをイメージしたものです。
カルタゴは紀元前3世紀ローマ軍によって破壊されましたが、後年再建され、美しい港湾都市として栄えました。
阪神・淡路大震災で被害を受けた神戸も、カルタゴのように力強く再興してほしいという願いを込めています。と書かれています。

初めて通りかかった際、特徴のある作品に目を惹かれゴキブリ天像に似ていたので気になって見に行きました。
板書に刻まれたお名前を拝見し驚きました。
天野裕夫さんの作品を通して不思議なご縁を感じています。

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