【釈尊花祭御和讃】
(しゃくそんはなまつりごわさん)
三千年昔ルンビニの
花の御園の生まれしし
玉のおの子は人の世の
救いの御親となりたもう
天にも地にもひとりなる
尊き我に目覚めよと
教えの給(たま)いし法の花
後の世までも香るなり
心の花も咲き匂う
卯月八日の花まつり
幼き姿のみ仏に
甘茶灌ぎて祝わなん
4月8日はお釈迦様の誕生日です。
境内のお花で飾りつけをしました。
本堂で13:30からありました。
法要後、皆さまに甘茶をお召し上がりいただきました。
「子供の頃はこの甘いお茶を楽しみに来ていたから懐かしい」とのお声をいただきました。








諸行無常・諸行無我・涅槃寂静
世のすべてのものは移り変わる。生まれ変わる。
あらゆる宗派が「死」を恐れと考えてきましたが、仏教だけが「死ぬということは人間として当たり前である」嫌うことではなく、当たり前として死に変わり生まれ変わりをしているのが私たちですよと言う考え方であります。
お釈迦様は6年間、山野に寝起きして仏教を悟られました。
悟ったことは何かというと、自然の摂理。
自然科学が本来の真実の姿である。
すべて死に変わり、生まれ変わりを繰り返している。
野菜でもそうですが、人間が作っているように見えますが、ほっといてもやはりニンジンでもダイコンでも実がなって種ができ、ほっといても育つ。
それが生まれ変わって育つ。
すべてのものは自分のものではない。
すべて移り変わる。死んでも生まれ変わっていく。
これがお釈迦様が悟られた仏教の教えであります。
お釈迦様のお生まれになった4月8日、仏教を悟られた12月8日、そして亡くなりになられた2月15日のお釈迦様の日を三仏忌と言います。
それぞれ地域の風習であまりなじみがないですがこれからも勤めてまいります。
お参りいただきありがとうございました。

合掌