こんにちは、
朝晩は暑くもなく寒くもなく落ち着いてきたなあと感じてきた今日この頃ですが、昼は30度を超えています。
まだまだ暑いですね。
そんな中でも、裏庭で父が育てているサツマイモのツルが元気にのびのびと育っています。


お盆が終わってからお彼岸までは1か月程なのでとても短く感じます。
秋のお彼岸の期間は、
毎年9月の秋分の日(お中日)を挟んで前後3日の合計7日間です。
それぞれの初日を『彼岸の入り』・終日を『彼岸のあけ』といいます。
ご先祖様をうやまい、なくなった人をしのんで手を合わせます。
大切なひとをなくしました。
「お経を毎日お仏壇の前で唱えていますが、本を読んでいるようで、、お経を覚えたいのよ。」
そうおっしゃられた方がおられました。
「今更覚えることは無理よ。」とおっしゃられる方もおられました。
私はお寺におりますが、恥ずかしながらお経も梅花のご詠歌も鼻歌程度でしかいえません。
私はお経の本を読んで唱えることも、お経を覚えて唱えることも、お経を唱える状態や環境でなくても、お仏壇やお墓の前に行く事ができなくても、大切なひとを思い・手を合わせるそのお心があることに意味があるのではないかと思っています。
お経を読み唱える・覚え唱えることも、大切なひとを思い供養することに変わりはないのではないかと感じました。
それでもお経の言葉は難しいですが、意味を知ると深いです。
言葉を読むことは理解する。
繰り返し理解しながら読み伝えることで言葉にも深まりがあるようにも感じます。
私が日常で手を合わせた時に伝える方法は、とてもシンプルです。
どちらかと言えば、報告するように話しかけていますが例えば
朝は、
「おはよう!今日も元気!」と言って手を合わせます。
夜は、
「今日も皆無事に過ごせました。ありがとうございました」と言って手を合わし寝ます。
何かあるときは、
「無事でありますように」「見守っててください」
心配事がある時は、
「大丈夫かなあ」「がんばるね」と呟いたりもします。
お仏壇のおばあちゃんの写真はいつもニコニコしていてそのときに合った言葉をくれる気がします。
そうした日々の積み重ねの感謝は、お盆や彼岸でご先祖様となくした大切なひとを供養する為の、お接待する機会となっています。
接待をするということは、ご先祖様となくした大切なひとが喜ぶことをするということです。
ご先祖様をうやまうこと、大切なひとが好きだったものをお供えし、思い出し家族でお話しすることも供養となります。
大切なひとはいつまででも大切なひとです。
どんな形の言葉でも、気持ちから動く言動を示すことで大切なひとは喜んでいただけるのではないでしょうか。
合掌