お墓のこと
Q.お墓と永代供養の違いはなんです?
A.墓地に立てるお墓は、最も知られている伝統的なお墓のタイプで、本家の人たちが全て埋葬され、親から子へ、子から孫に引き継がれるものです。管理費をお支払いいただくことで永続的に使用することができます。
永代供養とは、様々な事情でお墓の管理やお墓参りができない方に代わってお寺がご先祖様を供養することです。子どもや家族へ継承することを前提としないため、将来の跡継ぎに不安のある方に安心して頂く為に選ばれています。
様々なご家庭の事情とご希望に寄り添う為、それぞれ特徴がございますのでご覧ください。
Q.お墓の管理費とはなんですか?
A.お墓の通路や水置き場の整備・清掃、備品などお墓全体を維持管理していく為の必要な費用です。
無縁墓化を防ぐ為、整地費用を考えて使用料を決めたり、管理費の未納が続くお墓は合葬する規定があります。皆様の管理費によって、綺麗でお参りしやすい環境を目指すことが可能となり成り立っています。
現在通路と水置き場の整備・無縁墓の返還と整理が進み、お参りがしやすくなったとお喜びの声を頂いております。
ご葬儀のこと
Q.戒名とはなんですか?
A. 戒名は、仏様の世界における故人様の新しいお名前のことを言い、仏教の教えを学び、この戒律を守ることを約束した証(仏弟子)として与えられます。
『戒』は『いましめ』の意味を持ち、修行の上で守るべき戒律のことを指します。
仏教において、故人様はあの世で仏弟子となり修行を行うことで、仏さまに導かれ迷いなく極楽浄土に行けると考えられており、この修行を行うにあたって戒名が必須とされています。
また、故人様が生前に果たした功績が戒名に反映されることも多く、お亡くなりになられた後に与えられる賞状としての意味もあります。
階位は、
故人様の社会的な貢献などによって授かる位が異なります。そこからさらに性別によって名称が分かれます。また、年齢によっても異なります。
ご先祖様の戒名のバランスを取りながら授けさせていただきます。
Q.階位の意味とはなんですか?
A.
● 院号(いんごう) 院号は、もともと身分の高い方にのみ授けられていた特別な位です。 現代でも、生前にお寺や宗派に対して大きく貢献したり、社会的な貢献度が高かったなどの限られた方のみに付けられる号です。 また「院殿号」は現在では、院号よりも格上の号とされています。
● 居士(こじ)・大姉(たいし) 「居士」は男性、「大姉」は女性に対して授けられます。 上に院殿号が付く場合には、これにより一段上位であることを表して、それぞれ「大居士」・「清大姉」とすることもあります。
● 信士(しんじ)・信女(しんにょ) 「信士」は男性、「信女」は女性に対して授けられます。 仏様の教えを信じて清らかな生活をした方に対して授けられます。
戒名の階位は、どの位が付くかによって上下が発生しますが、あくまでも故人様の社会的・仏教的貢献度合いや、社会的地位の高さを示す敬称としての階位です。
戒名に階位がある理由は、一説には、後世に残っていく戒名の中に故人様の功績が分かる高い階位を含めることで、後々お墓を守っていく子孫たちにご先祖様の存在価値を示す為とも言われています。
供養の度合いには全く影響しませんので、どの階位でも変わりはありません。
ご供養に関しましては、残されたご家族様がいかに心を込めて日々のお参りやお供えをしているかどうかが主軸となります。
戒名授与までの流れといたしましては、お亡くなりになられた後、早いタイミングでお寺へご一報ください。
その際に、故人様のご職業やお人柄などもお話しされると、故人様に合った戒名を検討いたします。
なお、現在では亡くなられた後に戒名をいただく形が主流となっていますが、ご自身がお元気なうちに戒名をいただく『生前戒名』の授与も可能です。