2022.12.8成道会

お寺日記

こんにちは。

12月に入ったら急に寒くなりましたね。

今日の12月8日は成道会(じょうどえ)と言ってお釈迦様が悟りを開いた日を記念する日です。

13時半から本堂でお勤めでした。

お釈迦様は29歳で出家し、厳しい苦行に身を投じましたがそれでも道は開かれず、一人別の道を求められました。

瞑想中に、心の中でいろいろな悪魔(煩悩)が誘惑したりたぶらかしたりしますが、一つひとつに打ち勝ち、ついにある日に本当に大切なことに気が付きます。

それは「わたしは自分ひとりの力では生きているのではない。あらゆるものは繋がり合い、お互いを支えている。わたしは大きな繋がりに中で生かされている。」というものでした。

その大いなる気づきが、お釈迦様35歳の時です。

お釈迦様が悟りを開くまでになされた、

求める為に努力すること。励みの心。

自分の中の邪悪な心に向き合い負けないこと。強い心。

自分ひとりで生きているわけではなく、多くのおかげをいただいていること。感謝の心。

難しい話ではありませんが、わたしたちは日々の中で気づけているでしょうか。

ありかたを見つめなおす大切な行事にもなっています。

本日はお寒い中、お参りいただきありがとうございました。

2022年も終わりが近づいてきております。

今年最後の行事は大晦日の除夜の鐘です。

コロナウイルス感染症もまたじわじわと増えており、インフルエンザも流行る季節となりました。

いろんなものを避けながら今年を締めくくりましょう。

大谷清衣 合掌

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