宗派・由来

大正11年(1922)亀甲の塀完成前

昭和3年(1928)亀甲の塀完成

曹洞宗

本尊は聖観世音である。

この寺は平清盛の創建と伝えられているが明らかでなく、寺期に天文5年(1536)に建てられたとある。

山号は過去には、医王山と称したことがあった(山門には今もなおその額が掲げられている)が現在では海運山という。

寺を囲む外壁は昭和3年に木曽川より運んだ自然石で築かれ、その形が亀の甲に似ているところから市民に〘亀のこ寺〙と呼ばれ親しまれている。

当寺は、もと真言宗の寺院であったが明治5年八王寺の末寺となり、曹洞宗に改宗した。

往年には、この寺の付近は野田村と呼ばれ、村内には、正福寺・長福寺・満福寺の三福寺があったが、明治7年に満福寺を除く他の二ヶ寺が廃仏毀釈で廃寺となり、各本尊を当寺に移した。

境内には、身の丈3mの観音像(平成3年に設立)が奉安されており、さらに三福橋を渡って十二支像、その前もと正福寺にあったという自然石の仏足石(釈迦の足裏の形をした石で仏を象徴したもの)と両面地蔵尊がまつられている。

両面地蔵は駒ヶ林の海から来られたという非常に珍しい由来を持っている。
海の方に向かって拝めば、縁を結び願いを叶えて諸の吉縁を結んで頂き、山の方に向かって拝めば、縁切りを成就して総ての悪災・悪縁を切って頂く地蔵様です。

満福寺の本尊である千手千眼観音像は、海運山正福寺にあったものであるが、昭和20年3月に戦火によって焼失し、現在は聖観世音像がまつられていて、今もこの二ヶ寺の法会も併せ営んでいる。

ご挨拶

家族で親切丁寧に善を修する寺院運営に勤めてまいります。

檀信徒の皆様から『私んとこのお寺』と、親しんで頂けますよう精進致す所存です。

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